回数、場所、時間を決める
食事のしつけで大切なのは、数、場所、時間を決めることです。食事の回数は、子ネコは1回の分量が少ないので回数が多くなりますが、成猫は1日2回で十分です。食事はいつも同じ場所でします。
食事の入った食器と新鮮な水を入れた食器を並べて置きます。ネコは鮮度に敏感ですから、食器には一度に食べきれるくらいの量を入れます。
食事時間を決めて、一定量の食べものを与えることは、しつけの面でも、衛生面でも効果的です。飼い主の生活にあった時間を決めて食事を与えます。
ひとり暮らしなどでむずかしい場合は、多少の時間のずれはネコにガマンしてもらいましょう。
人間の食べものは、与えないようにします。度与えるとくせになります。食卓に上がろうとした場合は「ダメ!」と軽く頭をこづいて制止します。何回かくり返すうちに覚えます。
食器は常に綺麗にしておく
食事が終わって食器に食べものが付着したままになっていると、雑菌が繁殖し、下痢を起こすなど、病気のもとになります。食事のたびに食器はきれいに洗います。食器は安定性のある形で、ステンレス製品か陶磁器製品がよいでしょう。
食事をはじめて20〜30分たって、まだ食べものが残っているようでしたら片づけます。ネコは少しづつ気が向いたときに食べる癖があります。片づけて食事のたびに新しく与えるようにすれば、たとえ外に出ていても食事時間には帰ってくるようになります。食べ残しは、もったいないようですが捨てましょう。