ネコに必要なのはタウリン
魚介、とくに貝類やイカ、タコ、魚の血合いに多くふくまれるのが、タウリン。ネコにとっての必須アミノ酸のひとつです。
タウリンは、ネコの脳や目の神経のネットワークを作るのに大切な栄養素です。最近のデータではネコの心臓病(心筋症)とタウリン不足が関係することも指摘されています。
また、欠乏すると目の網膜変性、失明を引き起こします。
タウリンは動物性のタンパク質にふくまれています。当然植物性タンパク質にはふくまれていません。
このため、栄養素に動物性のタンパク質が含まれているかどうかがキャットフード選びのポイントとなります。
安価なキャットフードにはタウリンが含まれていないものもある
キャットフードには様々な種類がありますが、コンビニやスーパーなどで取り扱っている安価なキャットフードは要注意。
成分表を見ると、最初に「トウモロコシ」「米粉」などと書かれているものは、ほとんど動物性タンパク質が含まれていません。
別途タウリンが添加されていればよいのですが、そうでない場合、十分にタウリンをネコに与えられないからです。
動物性タンパク質が豊富なキャットフードを知りたい方は、記事「おすすめキャットフードランキング」をご覧ください。
ドッグフードを猫に食べさせてはダメ
ネコにとってタウリンは、体内で作りだすことのできない大切な栄養素ですが、イヌはタウリンを体内合成できます。そのため、ドッグフードにはタウリンが添加してありません。
イヌとネコは同じ動物だからと考えて、ネコをドッグフードだけで育てると、タウリンが不足してひどいときには失明することもあります。
また、ドッグフードはタンパク質をはじめ、ネコの栄養必要量を満たしてもいません。